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ウェリレグ®の副作用

特に注意すべき副作用:貧血
ウェリレグ®を服用することで貧血があらわれることがあります。
本剤投与開始前および投与期間中は定期的に血液検査(ヘモグロビン値測定など)が行われます。
以下の症状があらわれた場合には、すみやかに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡してください。


〈解説〉
貧血の原因はさまざまですが、ウェリレグ®による貧血はエリスロポエチンが不足することによって起こります。
ウェリレグ®は、HIF-2αを阻害することでがん/腫瘍細胞の増殖を抑えるのと同時に、エリスロポエチンを減少させる作用もあります。
エリスロポエチンは赤血球を作るのに必要なホルモンです。そのため、エリスロポエチンが不足すると赤血球が減って貧血になります。


特に注意すべき副作用:低酸素症
ウェリレグ®を服用することで体内の酸素が不足した状態になることがあります。
本剤投与開始前および投与期間中は定期的に動脈血酸素飽和度(SpO2)が測定されます。
以下の症状があらわれた場合には、すみやかに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡してください。


〈解説〉
体内の酸素が十分にあるかを知るための目安として、パルスオキシメーターで測定する酸素飽和度(SpO2)があります。
SpO2とは、血液(動脈)の中の赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかを皮膚を通して調べた値です。

その他の副作用
ウェリレグ®を服用することで、貧血や低酸素症以外にも以下のような副作用があらわれることがあります。


