患者さん・ご家族の方向け ウェリレグ®情報サイト
ウェリレグ®Q&A
ウェリレグ®について
低酸素誘導因子(HIF-2α)とはなんですか?
酸素が少なくなってしまった環境に適応できるように調節を行うタンパク質です。
ウェリレグ®とは、どのようなお薬ですか?
ウェリレグ®は、腎細胞がんやVHL病の治療に使われるお薬です。HIF-2αと結合することで、 HIF-2αがHIF-1β(ARNT)と結合して細胞を増殖させたり新しい血管を作る命令を出すのを防ぎます。その結果、がん/腫瘍細胞が増殖できなくなり、効果が発揮されると考えられています。
ウェリレグ®の治療の前に
ウェリレグ®の治療の際に、前もって医師に伝えておくことがあれば教えてください。
以下の項目に該当する方は、ウェリレグ®の治療を始める前に、必ず担当の医師や看護師、薬剤師にお伝えください。
- 以前にウェリレグ®を服用してアレルギー症状があらわれたことがある方
- 妊娠する可能性がある方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方
- 授乳中の方
- パートナーが妊娠する可能性がある男性
- 呼吸器疾患のある方やこれまで呼吸器疾患にかかったことのある方
- 肝機能障害のある方
- 現在、他のお薬やサプリメントを使用している方
ウェリレグ®の服用の仕方と保管方法
服用を忘れてしまったときはどうしたらよいですか?
-
その日のうちに思い出したとき
服用を忘れた場合は、その日のうちにできるだけ早く服用してください。次の日からは通常どおりに服用してください。 -
翌日に思い出したとき
1日分だけを通常どおりに服用してください。絶対に2日分を一度に服用しないでください。
服用する量を間違えてしまったときはどうしたらよいですか?
服用する量を間違えた場合は、すぐに担当の医師や看護師、薬剤師にご相談ください。
服用後に嘔吐してしまったときはどうしたらよいですか?
服用後に吐いてしまった場合は、もう一度服用しないようにしてください。翌日から通常どおり服用してください。
※服用後に嘔吐したことを記録しておいてください。症状が続くときは、早めに担当の医師や看護師、薬剤師に相談してください。
ウェリレグ®の副作用
どのような副作用があらわれるのですか?
以下がウェリレグ®の副作用です。気になる症状があらわれた場合には、すぐに担当の医師、薬剤師、看護師に連絡してください。
【特に注意すべき副作用】
- 貧血
- 低酸素症
【その他の副作用】
- 眼のかすみ・ドライアイ
- 下痢・便秘
- 口内炎
- 関節痛・筋肉痛
- むくみ
- 発熱
- 皮膚のかゆみ・発疹 など